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【研修医向け】抗菌薬おすすめ本TOP3まとめ!!【はじめの一歩】

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メノー
こんにちは、メノーです。

現役の内科医です。

 

今回は、『初学者向けの抗菌薬を勉強する本 TOP3!!』というテーマでお話をしていきます。

 

研修医をはじめ、医者が救急外来などで最も出会う疾患のジャンルが『感染症』でしょう。

 

そして感染症に出会った際、大事なのが抗菌薬の適切な選択になります。

 

勤務医さん
抗菌薬なんて、適当に広いの使っといたら大体治るっしょ!!

 

とかって思われてる方、ちゃんと勉強してる人からしたら結構危険な事なんですけど(長期的視点で考えて)、実際に病院で働いている身として結構いる気がします..

 

今後、2050年には薬剤耐性菌の問題も相まって、悪性腫瘍を超えて感染症が死因のNo.1になるという予測が感染症内科医からは提唱されています。

 

正直研修医は現在抗菌薬の耐性菌についての問題についてHOTな時期なので、抗菌薬の選択に敏感になっていますが、逆に開業医の人にも今回オススメする抗菌薬の本を読んで欲しいと思っています。

 

実際に臨床をされている方はよくおわかりかと思いますが、開業医からの紹介で、風邪っぽい人に漫然と抗菌薬、例えば第3世代セフェムの内服などがされているケースは枚挙にいとまがありません。

 

自分のような平凡な医者が少し偉そうな言い方になって恐縮ですが、目先の安心ではなく長期的な視点で日本の医療の事を考えられる医者が増えて欲しいと思っています。

 

しかし、抗菌薬の勉強は難しいです。

 

国家試験でもそこまで重点的に勉強する訳ではないので、研修医でまず勉強しようと思うと、違う国の言語を初めて学ぶ時のような壁を感じる人もいるかもしれません。

 

なので、抗菌薬を勉強する際には『できるだけストレスなく、なんとか読み切る事ができるように書かれた本』から始めるべきです。

 

ただでさえ理解が難しい分野なので、苦しみながらも通読する、という事を目標にしましょう。

 

また、抗菌薬の勉強は1年や2年で完了する事は難しいので、働きながら理解していくのが良いです。その際に、

 

『現場ですぐ使用できる、即効性のある本』

 

も一冊用意しておくべきです。現場で抗菌薬を使用しながら少しずつ全容を掴んでいきましょう。

 

それでは自分がおススメする抗菌薬の参考書TOP3を紹介していきたいと思います。

 

また、おススメの医学書TOP100を下の記事で紹介してありますので、良かったらそちらも読んでみて下さいね。

 

おすすめ医学書ランキング100冊【保存版・研修医もベテランも】

 

 

1位:感染症プラチナマニュアル

 

 
 

ポイント

 

✓現場で使う上での『即効性』という意味ではNo.1

✓自分が診療した感染症・微生物に関して辞書的な使用方法もできる!

 

栄えある1位としておススメさせて頂くのは、『感染症プラチナマニュアル』です。

 

 

なぜこの本を1位でオススメするかというと、『万人におススメできる抗菌薬の本だから』という事が最も大きな理由ですね。

 

『万人』とは、あまり感染症の事まで手が回らない外科系の先生や、開業医の先生も含みます。

 

もの凄く悪い言い方にはなりますが、『ある程度思考停止している医者でも、このマニュアルの通りにしておけばそれなりの抗生剤の使用の仕方ができる』という事になります。

 

勿論理想論を言えば、全ての医者が感染症内科医のように、グラム染色をして、ある程度菌の目ぼしをつけたり、細かくde-escalationしていくべきなのですが、設備や、リソースとして割ける時間に限界がある場合はその限りではありません。

 

自分は現実的に考えれば、『開業医から大病院の医者までが、まあまあの抗生剤治療ができる』事が実際の耐性菌問題などの解決に近づくのではないかと感じています。

 

そういった際に、こういった使い勝手が良い+情報の信憑性が高い本は非常に有益です。

 

勿論、根っこの問題としては、例えば2位で紹介する『抗菌薬の使い方・考え方』のような本を読んで自分の抗菌薬の世界を広げていくのが、特に研修医の先生方にとっては大事ですが、それぞれの状況に合わせて考えると、万人に勧められるのはこの本だと感じました。

 

プラチナマニュアルは毎年改定されており、新鮮な情報に触れ続けられるのも最高ですね。

 

2位:抗菌薬の使い方・考え方

ポイント

✓感染症内科医の中で最も有名といっても過言ではない岩田健太郎先生の本

✓この1冊を何回も読む事で頭の中に『抗菌薬ワールド』を構築できる

 

2位は『抗菌薬の使い方・考え方』です。

自分としてはこの本が最初に抗菌薬の勉強をする人間には最も適していると考えています。

 

著者の岩田健太郎先生は、まあ実際にお会いしてみた事もあるのですが、それなりにクセが強い、賛否両論ある先生です(笑)

 

ちなみに自分は結構好きですね。というか岩田先生の事を嫌いでも、別にそれがこの本を薦めない理由にはなりません。

 

こと医学を参考書から学ぶにあたって、その人の人格や人生観みたいなものは全く関係なく、『医学的にただただ正しい情報』をがっつり吸収してその上でどう使うかを判断すれば良いと思うんでですね。

 

人生観みたいなものはそういったカテゴリの本や、実際の尊敬できる自分の上司の背中や言動から学べば良いと思っています。

 

話がそれましたが、そういった意味では岩田先生は非常にロジカルな人間で、この本でもすいった論理的思考能力の高さが随所から見て取れます。

 

岩田先生の本は他にも数冊ありますが、読むたびに自分の思考回路から無駄なぜい肉がそぎ落とされ、良い意味で『機械的』な回路にアップデートされていくような本が多いです。

 

そして抗菌薬を選択していく上で、非常に複雑な思考回路を自分の脳内に構築する必要があり、その一助となる本です。

 

何度も読んでいく内に、頭の中に抗菌薬の世界が整理され、拡がっていくのを実感できると思います。

 

 

3位:絶対わかる 抗菌薬はじめの一歩

ポイント

✓抗菌薬の本の中での『古典的名著』

✓各抗生剤に関して、『必要最低限』の内容が凝縮されている

✓演習問題を解きながら実臨床での使い方もイメージできる

 

 

3位は、『抗菌薬 はじめの一歩』です。

 
 
こちらも2010年に出された本で、割と名著として名前が売れている感のある本です。
 
 
少し古い本なのは気になるかと思うんですけど、基本的にこの本では抗菌薬の総論的な話をメインで紹介しているので、現在でも全然勉強になる本です。
 
 
2位の本に比べると量も少なく、比較的文字も大きく、より必要な内容を凝縮した本です。
 
 
岩田先生の本を見て完結できる自信が芽生えなかった人はこちらから取り組みましょう(笑)
 
 
各項目ごとに演習問題が用意されており、実臨床さながらに抗菌薬の選択を学べるのもこの本の強みですね。
 
 

まとめ

 

最後におススメ本の内容をまとめて終わりにしようと思います。

 

ポイント

✓感染症プラチナマニュアル:即効性、使い勝手、情報の信憑性全て◎!

✓抗菌薬の使い方、考え方:頭の中に抗菌薬ワールドを構築するための脳みそを刺激する本!

✓抗菌薬はじめの一歩:最もとっつきやすく、演習問題もある為完遂しやすい本!

 

感染症の勉強は幅広く、他にも感染症自体の勉強からグラム染色までする必要があります。

 

今回は抗菌薬の勉強に関して、

✔️初学者の人

✔️知識を再度アップデートしたい人

 

向けにオススメTOP3の本を紹介させて頂きました。

 

是非役にたててもらえれば幸いです。

 

当サイトでは、他にもおススメの医学書を紹介しておりますので是非参考にしてみて下さいね。

 

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