医者の転職/非常勤

医師が臨床『医師』以外の職業・他業種に転職する際の選択肢とは!【現役医師が解説】

投稿日:

 

メノー
こんにちは、フリーランスドクターをしておりますメノー(@MedifixMenno)です。

 

今回は、『医師が臨床医以外の職業に転職する際の選択肢とは?』というテーマでお話をしていきたいと思っています。

 

勤務医の皆さんは、普段医者をしていて、

 

勤務医さん
なんか病院って狭い世界だなあ...他の業種と関わる事も少ないし。他の仕事ってどういう世界なんだろうなあ?

 

って思ったりしませんか?自分はめちゃくちゃ思います(笑)

 

今は臨床の仕事が面白いのでまだ臨床もしていますが、現在兼業で他の事業も行っています。

 

また、臨床の業務が辛すぎて臨床を辞めたい...という人も少なからずいますよね。

 

自分は大学生の頃から医者以外の仕事にも興味があって、他の選択肢について色々調べたりしていました。

 

そして今臨床を続けてきた中で、次のステップに移るにあたって、

 

メノー
転職するにしてもまずは『医師免許』という参入障壁は確実に活かした方が有利だ

 

というのは当たり前の話ですよね。

 

ケーキ屋さんやパン屋さんがどうしてもやりたい!とか言う場合は話は別ですが、基本的に長期にわたる努力でGETした医師免許は必ず生かすべきです。

 

ただ、医師免許×臨床以外というキャリアにどのような選択肢があるのか把握していない人も多いと思うので、今回はいわゆる『医者』っていう医者以外のキャリアについて整理していこうと思います。

 

✓仕事内容は?

 

✓収入はどのくらい?

 

✓やりがい・スキルの向上などは大丈夫?

 

といった内容についてお話していますので、臨床医以外への転職に興味がある人にとっては非常に参考になると思います。

 

それでは参りましょう。

 

臨床医師以外への転職:①製薬会社(メディカルドクター)

まず、製薬会社で勤務するというキャリアプランがあります。

 

 

この製薬会社で働く医師には『メディカルドクター(MD)』という呼称がつけられています。

 

個人的にはこのメディカルドクターはやりがいも大きく、臨床とは違った専門性が要求されるので面白い選択肢だとは思っていますね。

 

業務内容は、簡単に言えば『薬に関して医者の立場からあらゆるアプローチを行っていく』という事になります。具体的には、

 

✓新薬に関する臨床試験の構成を組み立てる

✓薬剤に関する海外論文の分析をする

✓有害事象の有無を徹底的に追究する

 

といった内容です。

 

製薬会社は外資との関連が強いし、論文読みまくらなければいけないので英語能力は高い方が良いでしょう。

 

そして製薬会社もビジネスですから、利益の出る薬を作る、というのは大前提な訳です。

 

良い薬作っても赤字垂れ流して会社潰れたら元も子もないですからね。

 

『患者に有益な薬を作ればいいだろ!』といったいわゆる正論バカのお医者さんが製薬会社に勤めると非常にもめるでしょう。(笑)

 

✓広い視野で物事を考えられる

✓臨床をある程度経験していて現場での問題点・改善する意識を持っている

 

人材が製薬会社に勤めると日本にとって非常に有益でしょう。

 

年収に関しては1700万程度と聞きますが、まあ製薬会社によるでしょうね。

 

 臨床医師以外への転職:②健診医/施設医

 

健診医というジャンルもあります。

 

健康診断をひたすら行う医師ですね。

 

少し作業感があるのと、スキルアップが望み辛いのがデメリットですが、肉体的にはかなり負担は少ないです。

 

またスポットバイトとしての案件も豊富ですのでママさんドクターや、病み上がりであまり体に負担のかけられない人など、タイミングによっては非常に良い選択肢になります。

 

こちらは常勤とするならば、基本的に人間ドックなどを行っている施設でひたすら健診をする事になるでしょう。

 

そして勿論非常勤・スポットバイトでの働き口は多いです。

 

単価は時給1万円程度が多いので、週5でフルコミットしたとしたら一般的な勤務医より稼ぐ事はできるでしょうね。

 

特に新年度なんかは非常に案件が多いイメージですね。

 

また老人保健施設で勤務する施設医という選択肢もあります。

 

施設から嘱託で任されるパターンもあれば、施設の室長に任命される場合もあります。

 

主な業務内容としては施設内の高齢者の常用薬の管理や、熱発など問題が起きた時の対応となります。

 

薬剤管理は良いとして、『どのタイミングで医療機関に送るべきか?』など臨床とはまた違く感覚が要求されるでしょう。

 

年収としてはかなり高い案件が多く2000-3000万円程度ですね。また立地によって変わってくるとも思います。

 

臨床医師以外への転職:③産業医

臨床医師以外の転職で有名な所でいうと産業医ですね。

 

臨床と掛け持ちで週1とかで産業医をしたり、企業に所属してフルコミットする方もいらっしゃいます。

 

自分も産業医業務を行っているんですけど、結構周りから

 

勤務医さん
検診医みたいなもんでしょ?

 

なんて言われたりするんですが全然違います。

 

どちらかというと総合内科・ジェネラリストのニュアンスに近く、専門的なプロの産業医になろうと思ったら工場巡視、健康経営、メンタルヘルスなど超多方面に精通する必要がありますね。

 

自分はプロ産業医という訳ではないですが、産業医ちゃんとやろうと思ったらめっちゃ勉強いりますので、産業医に軽い気持ちでコミットしようとするのはやめた方がよいと思います

 

多分面談とか適当にやってる人は楽なんでしょうけども。

 

年収は専属産業医で、企業によりますが1200万円前後と聞きます。そこまで勤務医と変わりませんね。

 

ただ週5勤務でフレックス勤務など許される企業もあるようなので時給換算すると勤務医より少し良いでしょうか。といった所です。

 

臨床医師以外への転職:④医系技官/公衆衛生医

また医系技官という選択肢もありますね。

 

医系技官にも興味があって学生の頃説明会にいったりしていました。

 

主には医学的知識が必要な政策決定に関わっていく仕事です。

 

非常に大きなプロジェクトをある程度の人数を関わらせて動いていくのでリーダー的資質やマネジメント能力が必要な仕事なのかな?と思っています。

 

そして施策を打ったとして、その結果がわかるのは年単位で先の話になるだろうと思うのでせっかちな人はあまり向いていないかもしれませんね(笑)

 

公衆衛生領域というのは直接手術したり治療したりするのに比べてやりがいを感じにくいという人もいますが、

 

具体的にデータで証明されますし、結果の抽象度が高い訳ではない為、『全然やりがいは見えやすいが、結果が出るのが遅い』という認識の方が正しいかなと思っています。

 

社会貢献という意味では国に関わるので、ダイナミックなスケールの大きい仕事が好きな人にとってはやりがいという意味では1番かもしれませんね。

 

年収は1200万円くらいでそこまで高くはないと聞きます。

 

臨床医師以外への転職:⑤起業医師

近年は起業するお医者さんも増えていますね。

 

Medpeerの石見陽先生(というか取締役ですね)なんかが起業医師のパイオニア的存在です。

 

石見先生のようにがっつり起業してベンチャーから上場までしちゃう強者もいれば、スモールビジネスで臨床と兼ねてプチ起業みたいな形もあります。

 

自分も後者の形で起業していて、一応法人は持ってます。

 

収入に関しては一概には言えないですし、リスクもどこまで初期投資をするかによって変わってきますね。

 

まとめ

以上が医師の臨床医以外の代表的なキャリアプランになります。

 

臨床医と同等かそれ以上にやりがいがあり、またワークライフバランスが臨床より保たれている仕事が多いかなという印象はあります。

 

臨床とは角度の違う知識・能力を要求されるので合う合わないはあると思いますが、少なくとも選択肢を知っておく事は大事な事でしょう。

 

自分のキャリア変換のタイミングでそれぞれの選択肢について検討してみると良いと思います!

 

-医者の転職/非常勤

Copyright© ~医者のライフハック大全~ , 2020 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.