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神経内科おすすめ本TOP4!【研修医・レジデント向け教科書/参考書】

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メノー
こんにちは、メノー(@MedifixMenno)です。

現役の内科医をしております。

 

今回は『研修医向け 神経内科のおすすめ本 TOP4!』という内容でお話をしていきます。

 

神経内科って、一言でいうと、

 

研修医くん
よくわからん...

 

っていうイメージを持っている人が多いと思うんですね。

 

神経内科の先生には失礼ですが少しヲタク的な、きめ細かい知識が必要とされる領域でしょう。

 

多分大学2年生くらいで神経解剖学の勉強をしたと思うんですけど、なかなかその時のような神経解剖の知識は抜け落ちてしまっていたりして、苦手意識を持っている人も少なくないのが現実なのではないでしょうか。

 

ただ神経内科って理解できてくるとパズルみたいで非常に面白い領域なんですね。

 

例えば脳神経外科との大まかな違いとして、脳神経外科ではスピーディーにCT、MRIなど画像を撮影して一刻も早く手術や血管内治療にいくというのが醍醐味ですが、

 

神経内科では逆に画像診断をする前に徹底的な身体診察を頭からつま先まで行い、病変部位の特定をじっくり行うのが醍醐味です。

 

確かに画像をパパっと撮影して光ってるから脳梗塞~みたいな方がわかりやすいんですけど、その前に神経内科的な診察に精通しておきましょう。

 

研修医くん
なんで?別にMRIで脳梗塞ってわかりゃいいじゃん!

 

って人もちょいちょいいるんですが、結局は、

 

✓『画像所見での異常』が『症状』とリンクしているかを判断できなければならない(偶発的に光っている事や、アーチファクトと判別できない事があります)

 

✓画像所見で異常がなかった時、身体診察が決定打になる事もある(発症時間によって、また疾患によって画像検査のみでは特定できない事があります)

 

✓そもそも画像を撮影するにあたって責任病変をある程度推察しておかないと画像の撮影範囲が選択できない(なんでも頭を撮ればいいってもんでもなく、診察次第で胸髄や腰髄などの病変を疑う場合もあります)

 

って理由で、神経内科の勉強はしっかりしておかなきゃいけないんですね。

 

まあでも確かに難しい領域なので、できるだけわかりやすい医学書から勉強を始めてコスパ良く理解しちゃいましょう

 

その為の医学書を今回は紹介していきますね。

 

それでは参りましょう。

 

また、内科全般のおススメの医学書に神経内科疾患についても詳細な説明があるのでそちらも手元にあると良いです。

 

内科ローテ中に装備しておくべきおすすめ医学書TOP4!【研修医・レジデント向け】

 

また、おススメの医学書TOP100を下の記事で紹介してありますので、良かったらそちらも読んでみて下さいね。

 

おすすめ医学書ランキング100冊!2020年度版!【保存版・研修医もベテランも】

 

1位:極論で語る神経内科

 

神経内科おすすめ本第1位は極論で語る神経内科です。

 

この本を第1位にしたのは、とにかく神経内科の本を1冊読了するという体験が何より重要だと思ったからです(笑)

 

神経内科の本は身体所見の取り方を羅列したものや、不随意運動の種類をだらだら紹介したりとかとにかく小難しい本が多い。

 

その為挫折してしまう研修医の方が多いんです。

 

その中でこの極論で語る神経内科は文字も大きくイラストも多いし、脳梗塞、ギランバレー、ALSといった代表的な神経内科疾患について冗談をいれつつ、読み切るだけでエビデンスに基づいた疾患の知識が身につくようになってます。

 

この本なら挫折する事なくどころか、さらっと1日2日で読み切れてしまうでしょう。

 

かといって内容も浅くなく、一般内科が知らないような診療に重要なポイントが紹介されてます。

 

『教科書』とするには不十分ですが、まず神経内科の世界観に触れてみるという意味合いでローテの前や、空いた時間に読んでおくことをおススメします!

 

2位:神経症状の診かた・考え方

 

神経内科おすすめ本第2位は神経症状の診かた・考え方です。

 

極論で神経内科の世界観に触れてもらったら、次は神経内科を学ぶにあたって軸となる教科書的な本が必要だろうと考えました。

 

『ベットサイドの神経の診かた』や『神経内科ハンドブック』といった本もあるのですが、

 

神経症状の診かた・考え方が自分的には断トツわかりやすいだろうと考えチョイスしました。その理由としては、

 

✓『頭痛』、『めまい』、『しびれ』といった研修医も日常的に出会う症状と紐づけて関連した疾患の解説がされている

 

✓神経内科の醍醐味である神経診察についても、しつこすぎず過不足なくまとめられている

 

といった所です。

 

やっぱり0から10まで神経内科のTHE教科書みたいな感じで書かれてても普段神経疾患に触れた事のない研修医にとってはとっつきにくいですよ。

 

その点この本は日常的に触れる症状や、脳梗塞についてなど初学者を意識したアプローチがされていて評価はかなり高いです。

 

実際に前書きで『神経内科嫌いをなくしたい』という思いがつづられていて、その通りの本だと思います。

 

通読できるなら通読もできますし、辞書的に使っても良いですね。

 

研修医くん
上肢のしびれって何を鑑別に上げたらいいんだろう?脳梗塞の分類ってなんだっけ?

 

って時にパラパラとめくれば答えが書いてある本です。

 

 

3位:神経内科ケーススタディー 病変部位決定の仕方

 

神経内科おすすめ本第3位は『神経内科ケーススタディー 病変部位決定の仕方』です。

 

この本なんか表紙が紫で地味な本なんですけど、内容は最高です。

 

ここで質問です。救急で神経疾患ぽい人に皆さん腱反射とってますか?

 

結構めんどくさがってとってない人多いと思うんですよね。

 

なんで腱反射とらないかって、

 

研修医くん
所見とった所でよくわからんからアセスメントが変わらんし、とる意味を感じないから

 

って理由が多いと思ってます。

 

一言でいうと、この本はそんな皆さんが読み終わったら腱反射をとりたくて仕方がなくなってしまう本です(笑)

 

 内容としては、

✓実際に生かせる神経解剖の構造

✓腱反射の異常から病変の場所を特定する方法

✓末梢神経障害の種類から病変部位を診断する方法

 

などが書かれてます。

 

しかも本自体が短いし、各章ごとにクイズ(問題)が織り込まれてるんで一つずつ理解しながら進んでいけるんですね。

 

神経よくわからん!って人にこそおススメの本です。

 

読んで実践すれば神経診察が超楽しくなると思います。

 

4位:Hospitalist 神経内科

 

神経内科おススメ本第4位はHospitalist神経内科です。

 

だんだん神経内科がわかってきた!面白くなってきた!って人はホスピタリストの神経内科編を読んでみましょう。

 

✓脳卒中の正しいエビデンスに基づいた治療法

✓不随意運動の分類/分類に基づいた治療について

✓ALSを見逃さない為に知っておくべき事

 

など、一歩深堀りした知識を得られると思います。

 

ホスピタリストを楽しんで読めるようになったらずいぶん神経内科の力がついているといって良いと思います。

 

まとめ

 

では最後に今回紹介したおすすめ本の要点をまとめて終わりにしようと思います。

 

ポイント

✓1位:極論で語る神経内科はこの本を読み切れない人はいないと断言できるくらいわかりやすく、まず神経内科の世界観を知れる本!

 

✓2位:神経症状の診かた・考え方はわかりにくい神経内科の教科書が多い中で、研修医にとっつきやすいように寄り添って作られた良書!

 

✓3位:神経内科ケーススタディーはさらっと読めて、明日からの神経診察をパズル感覚で楽しめるようになる神経解剖から理解できる本!

 

✓4位:Hospitalist 神経内科は神経をさらっと理解できてきた人が、さらにその知識をエビデンスと紐づけて深堀りさせる為の中級者向けの本!

 

てな感じです。

 

今回紹介した本の順番に読んでいけば、きっと神経内科が好きになってもらえるんじゃないかな?と思います。

 

神経診察は理解できればホント楽しいです。謎解きのような感覚になります。

 

せっかく勉強するなら楽しめるようにならないと勿体ないので、是非少しずつ知識を身に着けていってくださいね。

 

当サイトでは、他にもおススメの医学書を紹介しておりますので是非参考にしてみて下さいね。

 

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