今回は『自分がフリーランス医師になるまでの自身の転職の体験談』についてお話していこうと思います。
当ブログでは、医者の自分が転職をして人生がかなり好転した経験から、今の職場に悩んでいる勤務医向けて一度転職について再考してもらう事を推奨しています。
ただ例えば今勤務医をしていて、あなたが、
と思い立ったとしても、
何から始めたら良いかわからない!って人結構多いのではないでしょうか。
周囲の話を聞こうにも、実際なかなか周囲に転職した人って少ないかもしれません。
例によって自分の周りにもいなかったのですが、自分は仲介業者やネットの情報を参考にしながら手探りで転職活動を進めていきました。
自分はその中でたまたま仲介業者での人のご縁、病院とのご縁があったので良かったですが、それでも転職先が決まるまでは不安な気持ちが消える事はありませんでした。
やはり経験者の話を聞くというのは精神的にも安定するものです。
そして経験者の話を聞かなかったが為にしなくて良い苦労や、余分な時間を使ってしまい後悔する場面もありました。
そこで今回は、昔の自分と似たような境遇の人達の為に、自分の転職の体験談をお話していこうと思います。
基本的には良かった面もありますが悪かった面の方が多いため、逆見本にして頂けたら良いのかなと思っています。
今回の記事を読んで、読者の勤務医の皆様がスムーズに転職活動に入っていける手助けになったら幸いです。
ちなみに、転職に至った理由に関しては下の記事で紹介してありますので、良かったら参考にして下さい。
ごく普通の医者が転職をした、4つの理由
フリーター医師になる事を決めてからまずした事
まず自分が転職を思い立った時、第一にしたのは転職を斡旋してくれる仲介業者を探す事でした。
コネがある人は仲介に頼らずにそのコネを利用すれば良いのかもしれませんが、自分には何一つコネが無かったので仲介業者に頼る事にしました。
というか、『転職するにあたってコネがあるって人なかなか少ないんじゃないかな~』とか勝手に思ったりしています。
顔が広い人ならまだしも、基本的に人間関係って所属してる医局に集中しがちだし、その医局を抜けるって類の転職だとそこの人間関係が利用しずらいですもんね(笑)
ここでまず自分の大きなミスとしては、仲介業者の良し悪しを知らなかった為手当たり次第色んな仲介サイトに登録した事です。
と思っていました。この考え方は合ってはいるのですが、あまりに複数の業者に登録すると自分で把握しきれなくなってきますし、仲介業者は本当にピンキリなのでできるだけ評判の良い所からあたっていくべきです。
ただこの『評判』というのをどこで確かめたら良いのかが難しいのですけどね。
評判の見極め方については下記の記事で紹介しているので良かったら参考にして下さい。
【騙されるな!】医者が転職する時やってはいけない3つの行動
自分は仲介業者をネットで探した結果、多すぎてわけがわからず10-15くらいのサイトに登録しましたが、今思えばこんなに登録しなくて良かったです(笑)
どの病院がどのサイトの案件か訳が分からなくなってしまいましたし、しつこい仲介サイトにも引っかかってしまいました。
ただ仲介業者によって抱えている案件の違いは間違いなくあるので、2-4つの仲介業者は利用した方が良いんじゃないかとは思います。
フリーターになるまでに質の悪い転職業者も多く、無視される事も...
そして可能な限り見つかった仲介業者に登録していった自分は、結果として非常に後悔するはめになります。
まず自分の出した条件に当てはまる案件が少なかったのか、見ていなかったのかわかりませんが、3件ほどメールを無視されてしまいました。
ただ仮に案件が無いとはいえ仲介業者を名乗っておいて依頼のメールに返信をよこさないのはどうかと思いますので、ろくな業者ではなかったのではないかと勘繰っております。
まあ無視されて実際に被害が合った訳ではないのですが、何となく
と不安になってしまいました(笑)
そしてその後自分の予感は的中したのですが、しつこく電話をかけてくる業者や、全然自分の希望とした内容と違うのにしつこくゴリ押ししてくる業者などに悩まされました。
いざ面会して打ち合わせとなった時も、面会はホテルの喫茶店みたいな所で、清潔感のあるスーツの女性とかがエージェントでやってきて自信満々の顔つきで自分の希望と異なる案件のセールスを始めた事もありましたね~。
やはり営業職なので口は上手いんですよね。
なので、これは持ってかれる人は持ってかれるんだろうなあ~とか面談しながら思っていました(笑)
自分はきっちりそういった業者に流される事はなかったのですが、このポイントに関しては明確な自己分析ができていたからだと自画自賛させて頂きます(笑)
なので皆さんも、エージェントと面談する前に、エージェントは口が上手い人が多いのできっちり
✓自分はどんな仕事ができる病院で働きたいか
✓収入は何万まで譲歩できるか(自分の市場価値をできるだけ見極め、譲歩できないポイントは絶対に譲らないように!)
✓立地
✓契約年数...
といった内容の自分の希望を明確に把握しておきましょう。
下の記事で『自己分析の仕方』に関しては紹介してあります。
『医者を辞めたい』人への3つの進言
最高の仲介エージェントとの出会い、そしてフリーター医師へ...
ここまで仲介業者のネガキャンをしてきましたが、自分の関わったいくつかのエージェントは非常に親身になって自分の相談を聞いてくれました。(当ブログで紹介している仲介サイトは全てその中から選別しています。)
自分は民間医局で結果的に転職をしたのですが、その他にも親身になってくれるエージェントは何人か協力して頂きました。
どちらかというと仲介業者というよりエージェント個人の相性もあったのかもしれませんが、少なくともスポットバイトで利用する際にも他のエージェントで非常に丁寧な対応をして頂くサイトが多く、それなりの信用性は担保されていると考えて良いでしょう。
自分にとっての良いエージェントの共通点としては、
✓医者の要求をしっかり紹介案件に反映させる能力がある(こちらの伝え方も大事でしょうが)
✓待ってくれる(案件を押し売りしてこない)
✓面接に同行して諸対応をお任せできる
といった所です。
自分の希望の案件が見つからなかった時期も勿論ありましたが、そこで異なる案件を引っ張ってきたりする事なく辛抱強く自分の事を待っていてくれました。
そして何より頼りになったのは希望病院での面談の時です。
面談に関しては前もって病院長のキャラクターや、前に実際に面接を受ける病院で面談した医者の時どんな事を聞かれたかに関するリストをもらい、非常に安心して面接に臨むことができました。
また面談中は基本的に自分と病院側とのやりとりを見守り、非常に適切なタイミングで前に出過ぎる事なく自分のアピールをしてくれました。
そうした援護射撃もあり、自分は希望の病院へ入職し、現在では超ハッピーな生活が送れています(前の病院のひどさからの落差も相まって、超ハッピーです(笑))
まとめ
今回は自分が転職を決めてから、転職に成功するまでの経緯についてお話させて頂きました。
体験記というよりは、自分の転職体験の中から良かった点、悪かった点をピックアップしてお伝えしたような内容になってしまいましたが、これから転職される勤務医の皆さんにとって参考になれば幸いです。
おすすめの転職・非常勤エージェントに関しては下記で紹介してあるので是非参考にしてみて下さい。
現役フリーランスドクターがおすすめする、登録すべき医師転職/非常勤エージェント厳選5社
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