普通の勤務医をしながら副業で月50万円程度稼いでいます。
今回は『勤務医のコストパフォーマンスが最悪であるという話』についてお話ししていこうと思います。
勤務医として働いているお医者さんの中で、
とかって人多いと思います。
例えば、簡単で無料、リスク0の副業としては、当ブログでは医者のポイントサイトや、スポットバイトを推奨しています。
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こちらは忙しい医者でも実現可能な副業でしょう。
しかし、ここから先に
・ブログ
・株式投資
・不動産投資
、、
といった本格的な副業を始めようと思った場合には、
それなりの勉強量、知識量が必要になってきます。
というか、始めるのは簡単なんですけど、それなりに勉強しないと失敗する可能性が高いです。
ただ、勉強さえすればリスクを軽減させつつ利益を取りに行ける可能性はかなり高い手段なんですよね。
その場合、今の忙しい勤務体制のまま副業にトライするとしたら死ぬ程負担がでかいです。
当ブログでの初級編の副業をクリアした人達には、是非自分と同じく中級編、上級編の副業にも挑戦して頂き、早期の経済的自由を手にして欲しいなと思っています。
正直、本業の空き時間にするから『副業』なのであって、本来の副業という言葉の意味合いからは外れてしまってくるかもしれません。
ただ、ここで一つ考えて欲しい事があります。
という事です。
ぶっちゃけると、勤務医のコストパフォーマンスってめちゃくちゃ低いです。
後述しますが、時給にすると何のスキルなしでもできるコンビニ店員と変わらない場合だってあります。
それにも関わらず、思考停止して医局なんかの流れに乗って現行の仕事を続けて医者の多い事多い事...
また、この記事が勘違いされるといけないのでここで当たり前の前提をお話ししておきますが、『世の中は、お金やコストパフォーマンスの高さがすべてではない』です。
なので今回の記事は、今やっている本業に情熱を持って取り組んでいている、臨床医としての仕事が損得関係なしに楽しくてしょうがない人にとっては極めて無意味な記事になってしまう可能性があるので、そういった方は読み飛ばして頂いて構いません。
ただ、当ブログの趣旨としては『医者の資産を最大化する』というポイントにフォーカスして話をしているので、資産を最大化するというポイントのみで考えた場合、『勤務医』という職業を続ける事の是非について考えていこうと思います。
そもそも勤務医の時給って、絶望的に低い
ではまず、シンプルに『勤務医の時給』について考えていこうと思います。
これはよく言われている事ですが、勤務医って時給換算すると非常に絶望的な数字になるんですよね。
自分は前の職場で計算してみたんですが時給800円くらいでした。
だいたいコンビニバイトで時給800~1000円くらいなので、コンビニバイト以下と言ってしまっても良いのかもしれません。
自分はコンビニと変わらない時給で働く為に今まで苦労してきたんだろうか...って気持ちになりますよね(笑)
まあ自分の昔の時給は安い方だとは思うのですが、日本の勤務医の人的資本の価値というのは極めて安値で利用されていると思って良いと思います。
医者の市場価値を考えれば、勤務医は完全にナメられている
勤務医の仕事量が多すぎる件について
そして、時給=収入÷労働時間です。
一般的に医者は高収入と言われているにも関わらず、時給が安いという事は労働時間が極めて長いという事になります。
勤務医はいったいどれだけの仕事量をこなしているのでしょうか?
勤務医の一般的な仕事内容としては、例えば
✓入院患者管理
✓当直
✓オンコール
といったものが一般的で、
✓学会発表
✓資格取得
✓研究
といった実労働以外の仕事にまで幅を広げる場合も少なくありません。
言うまでもないかもしれませんが超忙しいです。
この状況下で例えばガチの副業にトライしようと思ったらバイタリティの高い人でないと難しいでしょう。
『市場価値』という観点から考えて、勤務医を続けてメリットになるケースって?
ここまで、勤務医が日本では安く買い叩かれているという内容についてお話してきました。
しかし、見方を変えればある期間下積みをする事で、スキルを身に着け自分の市場価値を上げる事ができたならば、
例えば時給800円で下積みをして時給8万円の人間になる事ができる道があるならば、勤務医を続けるという選択はマネーゲームの観点から考えても『アリ』な選択かもしれません。
(ちなみに自分はそれでも『ナシ』です。若い時の時間により価値を見出しているからです。詳細は下記で紹介してあります)
ごく普通の医者が転職をした、4つの理由
では、勤務医を続けて市場価値が上がるのはどういった場合か、一言で言い表すと、
『需要に対する供給の割合が小さい業界において、優れたスキルを手にする事ができた場合』
この場合に医者の市場価値は跳ね上がります。
例えば、
✓自分しかできない手術ができる
✓誰もが診療に苦慮するような症例で答えを導き出せる
✓アメリカで賞レースに勝利する
...などでしょうか。
やはり具体的な『技術』を持っているというのが誰からもわかりやすく、評価されやすいです。
『肩書き』に関しては同業者からみた市場価値が上がるだけに過ぎないかもしれません。
また、内科の実力は相当飛びぬけたものにならなければ市場価値としては認められないでしょう。
こうしたスキルを、必要とされる量が多い業界で生業としているならば、続けてそのスキルを身に着ける価値はあるのではないでしょうか。
『開業医』に関しても同様です。
例えばとある地域で自分しかできないレーザー治療をする医者がおり、そのニーズがある(一般的な皮膚疾患に適応があるなど)ならば価値は非常に高いものになります。
また日本で自分しかできないのならば、地域を超えて自分の所に患者が殺到するかもしれません。
ちなみに開業医関連の話としては、内科とかで20年くらい勤務医をして開業をする人が多いですが、勤務医でのスキルを上げても開業して活かせるものは非常に少ないと思って良いでしょう。
なんなら20代とかでさっさと開業して、開業医として熟達した方が良いんじゃないでしょうか。
確かにスキルが有益な場合もある、しかし...
確かに、上記のようなケースでは勤務医を続けて得た技術で自分の価値を上げる事ができるのかもしれません。
しかし、この手法をとれるのは一部の限られた人間だけです。
いずれの方法にしても努力は勿論の事、ある程度の才覚が必要になってきますし、頑張ったからといって一流になれる保証はありません。
そういった中での自分の結論としては、『ある程度リスクを負って成功を狙いにいくのでないならば、勤務医を続けるメリットは市場価値を上げるという観点からは非常に少ない』という所に落ち着きました。
加えて、自分はリスクをとって大勝ちを狙いにいくのではなく、しっかり確実に小勝ちし続けられる選択をしました。
そんな自分は今でも勤務医をゆるやかに続けていますが、しっかり時給換算しても満足のいくバランスで仕事をしています。
もちろん患者さんを治療するにあたって足りない知識は当たり前に勉強していきますが、無理に学会に参加したり、論文を出したり、試験を受けたりすることからは解放されています。
自分はまた自分の市場価値を上げる方法としては別の観点からアプローチして取り組んでいます。副業や他のビジネスなんかもその類のものになりますね。
まとめ
今回はマネーゲームから見た勤務医のコストパフォーマンスについてお話してきました。まとめると、
ポイント
✓日本の勤務医は少なくとも現状では搾取されているケースが多い。特に若手。搾取された先に利益を得られる保証があるのか考えよう。
✓勤務医を続けるのはマネーゲームの観点から言うと博打の要素が強い。しっかり再現性のある手段で確実に小さな勝利を積み重ねる手段は他にあります。
といった所になるでしょうか。
自分はこういった考え方から勤務医のラットレースから降りる事を選択しました。
皆さんも自分の人生、自分でしっかりと考え、次の選択を積み上げていきましょう。
このブログがその一助となれば幸いです。
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