医者の保険

医師賠償責任保険に10000%加入しなければいけない3つの理由

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メノー
こんにちは、メノーです。

普通の勤務医をしながら副業で月50万円程度稼いでいます。

 

今回は、『医者の保険』に関してのお話です。

 

皆さんは『医師賠償責任保険』に加入されていますか?

 

勤務医さん
保険なんて入ってないよ!このブログでストックの支出はどんどん切って節約した方が良いっていつも言ってるじゃん!

 

っていう方......今すぐ入った方が良いです。(笑)

 

確かに当ブログでは医者の資産形成の手段として、切れる『月額のストック支出』はどんどん切っていくべきである事は普段熱弁しております。

 

しかし、医師賠償責任保険に関しては切れない支出なのです。

 

自分も本当は月額の保険料なんて払いたくありませんが、この保険は医者をやっていく以上必要不可欠なのです...

 

ただ自分が口で必要不可欠と言った所で、月にある程度のお金を払って保険に入るという選択をするのだから、明確な理由を知った上で保険が必要かどうか自分自身で判断して欲しいと思います。

 

今回の記事では、まず『何故医師賠償責任保険への加入が不可欠なのか』という理由を3つ挙げて、わかりやすく説明していきます。

 

 

 

医師賠償責任保険に加入しなければならない理由

 

 

では早速、『何故医師賠償責任保険に加入しなければいけないのか?』という問いにお答えしていきたいと思います。

 

自分の考えでは、基本的にはほぼ全ての医者が医師賠償保険に加入するべきだと思っています。

 

では一度角度を変えて、『賠償保険に加入すべき医師の条件』を考えてみたいと思います。

 

その答えは簡単で、

『訴訟案件を抱える可能性のある全ての医師』

 

です。要するに臨床をしている医者は全員訴訟案件を抱える可能性がありますので加入は必須なのです。

 

まああんまり今のご時世いないと思うのですが、

 

勤務医さん
俺は絶対訴えられない!訴えられたらそん時はそん時で考えればいいだろ!!

 

って超絶破天荒な医者もいるかもしれない(笑)ので、より詳しく、3つに分けて保険の必要性について説明していこうと思います。

 

①医療行為を行うという事は、超絶ハイリスクな事だから

 

基本的に医療を行うというのは、超超超ハイリスクな事なのです。

 

というのも一回医療訴訟に巻き込まれただけで、保険に入っていないと億単位のお金が飛んでいく可能性がありますからね。

 

なかなかそんなリスクを感じる事はないですよ。

 

人生で億単位のお金を払った事ありますか?(笑) 自分はありません。

 

アクティブな株式投資とかでもよっぽどの額を運用しない限りないでしょう。

 

特に今のご時世一般市民の訴訟に対するハードルは下がっていますので、昔に比べて医療訴訟の案件は増えていると聞きます。

 

だからこそ医療者はこのリスクに対して適切に対処する為に保険に入っておく必要があるのです。

 

自分はストックの支出は削れるものは削るべきだとこのブログで話していますが、電気代、家賃代などど同様に医師賠償責任保険代も絶対に削る事ができません。

 

特に自分はフリーランスの医者なので、より責任が個人に追求されます。

 

たかだか月3000-4000円の支出をするだけで億単位の、実際に起こり得る可能性のあるリスクをカバーできるのだから、普通に考えて保険に入るのはメリットしかありません。

 

 

 

医療訴訟に巻き込まれたら、ストック支出がどうとかいうレベルではない額のお金が吹き飛ぶ可能性がある。きちんとリスクヘッジはしよう。

 

②『訴えられない医療』を遂行できる医者は存在しないから

 

2つめの理由として、『どんな医者にも確実に訴訟に巻き込まれる可能性がある』というポイントもあります。

 

億単位の支出のリスクがあるとして、訴訟が起こる可能性が例えば0.0001%とか決まっているのだとしたら保険に入らないという選択肢もあるのかもしれません。

 

しかし現実では、どんな聖人君子みたいな医者でも絶対訴訟に巻き込まれないという事はありません。

 

なぜなら『訴えるかどうかは、患者側がどう捉え、訴訟するかどうか』の問題だからです。

 

もちろん医者側の問題も多分に関わってきますが、どんな医療をした所で訴訟の可能性を0にすることは不可能です。

 

そしてパーセンテージでの計算も不可能です。

 

どんなに完璧な医療をして、丁寧な対応をしても患者側の捉え方次第では即訴訟です。訴訟が起こるかどうかには多分に運の要素も関係してきます。

 

余談ですが、自分の昔の職場の医学的にも患者対応も完璧な超人格者の上司がいましたが、その人も訴訟に巻き込まれていましたね。

 

周りのスタッフが『あの先生が...?』と全員衝撃を受けるくらいの人格者の先生でも、です。

 

まあその人は証拠(カルテ記載)も完璧だったので勝訴しましたが、そもそも忙しい中完璧に証拠を残せるか、また落ち度のない医療ができるかと言われたら自身の無い人がほとんどでしょう

 

しっかり保険に入ってリスクヘッジを行うべきです。

 

訴えるのは患者。あなたの仕事内容に関係なくある日訴訟はやってきます。

 

 ③医療機関が医者を守ってくれる保証はないから

 

最後の理由として、『自分の所属している医療機関が自分を守ってくれる保証はどこにもない』という理由があります。

 

正確には、『守らないというより守れない』が正しいです。

 

病院の規模がそこまで大きくなく、大規模な保険に加入する事のできない中小病院に所属している場合は、訴訟が起きた時に訴訟額全額をカバーできず、勤務医にシワ寄せがいくケースがあります。

 

ま訴訟額を全額カバーできたとしても、『病院』以外に『勤務医そのもの』を被告にされてしまった場合は病院も守る事はできません。

 

勤務医さん
俺の病院は超でかいから訴えられてもヨユーっすわ!

 

みたいな人、大きな勘違いです。全然ヨユーじゃないっす(笑)

 

そして当たり前ですが、自分のような医局などに所属していないフリーランスの医者は誰も守ってくれないので保険は100%必要です。

 

まあどうせ守れないので結局フリーランスもくそもないんですが(笑)

 

そして医者のスポットバイトに関しても同様です。

 

全裸で戦場に向かっているようなものなのでしっかり保険は入りましょうね。

 

大病院所属だから保険入ってない人たまにいるけど、かなーり危険行為です

 

まとめ

以上が、医師賠償責任保険に加入しなければいけない理由になります。

まとめておくと、

 

ポイント

✓あなたが普段行っている『医療行為』は億単位のお金が消し飛ぶ可能性を秘めている事を常に理解しておきましょう

✓『自分は絶対に訴えられない』という根拠のない妄想はやめましょう。絶対に『訴えられる可能性』はあります。

✓大規模の医療機関でも医療訴訟はフルカバーできない場合があります。自分の身は自分で守りましょう。

 

という事になります。保険に関しては、完全に、10000%入った方が良いと言えるので珍しく強く勧めさせて頂きます。(笑)

 

ちなみに、医師賠償責任保険は民間医局で入ると最もお値打ちで手続きも簡単で入れるのでおススメです!

 

また後日記事をあげますが、気になる人は下から早速チェックしてみてくださいね。よろしくおねがいします。

 

 

 

 

 

 

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