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消化器内科おすすめ本TOP3!!【研修医・レジデント向け】

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メノー
こんにちは、メノー(@MedifixMenno)です。

現役の内科医をしております。

 

今回は『消化器内科のおススメ本 TOP3!』といいう内容でお話をしていきたいと思います。

 

消化器内科疾患は救急をしていてもそうですし、時間がたたないと診断がつかない病気も多く血液検査データの解釈にも注意が必要です。

 

『なんかCRPが高いけど、結局胆嚢炎だった』とか『膵炎だった』とかよくある話です。

 

こと研修医にとって、勿論興味のある人はローテートで内視鏡を体験してみたり見学してみたりするのも良いですが、そういった努力は非消化器内科医にとっては長期的にみたらそこまで役に立たない事が多いです。

 

それよりも必須の能力としては、

 

✓救急で消化器疾患(消化管出血・胆嚢炎など)に出会った時『どういった状況で緊急で消化器内科医を呼ばなければいけない』のか判断ができる

 

✓『全て』の消化器の緊急疾患(SMA塞栓、NOMI、消化管穿孔など)に関する認識をする

 

という事だと思います。

 

緊急疾患に関しては消化器はそこまで知名度が高くないものでも死に至る病気が多いので、

 

研修医くん
そんな病気聞いたことねえし...

 

じゃダメなんです。死ぬので。

 

ここは厳しく『全て』の緊急疾患を『認識』して下さい。とりあえず認識。

 

逆に言えば知ってさえいれば可能性を想起できるので、そこまでできればとりあえず及第点でしょう。

 

知らなかったら終わりなので、知ってるかどうかだけでめちゃくちゃ大きな違いがあります。

 

また

・消化器感染症での抗菌薬の選択

・画像診断の能力

 

なども学んでいく必要がありますね。

 

今回はその目標を最短距離で達成する為、という観点でおススメ医学書を紹介していきますので、良かったら参考にしてみて下さい。

 

それでは早速参りましょう。

 

ちなみに消化器内科の知識の検索用としては、内科全般の『教科書』的な本で検索した方が良いと思うので、そちらは下の記事を参考にして下さい。

 

内科ローテ中に装備しておくべきおすすめ医学書TOP4!【研修医・レジデント向け】

 

 

また、おススメの医学書TOP100を下の記事で紹介してありますので、良かったらそちらも読んでみて下さいね。

 

おすすめ医学書TOP100!【保存版】

 

1位:ブラッシュアップ 急性腹症

 

消化器内科おススメ本第一位は『ブラッシュアップ 急性腹症』です。

 

この本はくそおススメです。くそイケてると思います(笑)

 

まず消化器系の緊急疾患含むほぼ全ての急性腹症をこの本の中で扱われているんですね。

 

なので『消化器の緊急疾患を把握する』という目標はこの本を読めばだいたい達成できます。(笑)

 

その上で各疾患(虫垂炎、膵炎、腸炎..etc)について

 

✓身体所見の取り方

✓初期診断の付け方

✓必要な検査

✓確定診断のつけ方

✓治療方針

 

と分けて結構詳しく紹介されてるんですね。

 

ぶっちゃけ、知りたいのって9割以上この上記のポイントじゃないですか?

 

その情報をしっかり吸い取りやすくされていて、ほんと、読者が何を求めてるかめちゃ理解して書かれてる本だと思います。

 

この本1冊読めば消化器救急+α消化器全般についてだいぶ強くなると思うんで、1位です。

 

一部婦人科領域の疾患も少しだけ扱われていますが、『急性腹症』というカテゴライズでの話なので消化器内科としておススメさせてもらいました。

 

2位:極論で語る消化器内科

 

消化器内科おススメ本第2位は、『極論で語る 消化器内科』です。

 

この極論で語るシリーズは読み切りやすいし、研修医が知るべき各カテゴリの全般的な知識をわかりやすく解説してあるんですぐおススメしちゃいますね(笑)

 

こと消化器内科の極論に関しても非常に良い本で、特に住み分けを狙った訳でもないのですが1位の本が救急での力がつくとしたら極論は一般消化器内科の力がつく本です。

 

消化管出血や胆石症の解説もあるのですが、ためになる内容が、

 

✓『便秘、『下痢』、『嚥下障害』といった症状について消化器的に適切なアプローチの方法が紹介されている

 

✓IBS、GERD、機能性ディスペプシア、腸炎といった一般内科でも扱う疾患に必要な知識、対応の解説が濃い

 

所ですね。研修医が終わってからも長期的に役だつ知識が紹介されていると思います。

 

例によって1日で寝転がって読めるのでコスパも最強です。

 

3位:Hospitalist 肝胆膵/消化器

山口 裕 , 篠浦 丞 , 石山貴章
篠浦 丞 , 山口 裕 , 石山 貴章

 

消化器内科おススメ本第3位はHospitalist 肝胆膵/消化器疾患です。

 

緊急性のある消化器疾患への対応もスムーズになり、消化器疾患の知識の肉付けや治療方針についてある程度理解できた人には是非Hospitalistを読んで欲しいと思います。

 

Hosiptalistは大量の論文が引用されていて、最新の消化器の知識に触れる事ができるので、全部じゃなくても良いので触れておくと良いかと思います。

 

まず肝胆膵シリーズですがこの本はマジで有益でした。

 

この本では『クロノロジスト』という概念を紹介していて、要するに

 

勤務医さん
消化器疾患なんて経時的にデータも所見も変わるし、その瞬間の判断で疾患の診断をするのはナンセンス!時間をかけて判断していくべき!

 

という内容を序章でしていて、薄々感じていた事をはっきり言語化されて超スッキリしました。他にも

 

✓肝腎症候群、肝肺症候群って何?

 

✓肝酵素異常を見た時どうやって解釈するの?

 

✓『肝性胸水』って知ってる?

 

とかって話があって、かなり細かい知識までめちゃくちゃ勉強になったので、是非研修医の中盤から終盤あたりで読んで欲しいと思います。

 

消化器疾患の方でも一歩深堀りした知識を扱っていて、

 

✓慢性下痢の鑑別いくつ挙げられる?

 

✓消化管出血で誰をいつ呼ぶの?

 

✓虫垂炎エコーで見つけられる?

 

という知識をGETできます。

 

研修医くん
とりあえず消化器の基本はわかったから、発展を勉強したいな!

 

って研修医に超おススメです。

 

まとめ

では、最後に今回おススメした本の内容を整理して終わりにしたいと思います。

 

ポイント

✓1位:ブラッシュアップ急性腹症は1冊読むだけで消化器救急にある程度対応する力を付ける事ができる+必要な知識が取り出しやすい名著!

 

✓2位:極論で語る消化器内科は症候からの消化器的アプローチをマスターできる+一般内科でも役立つ知識を吸収できる!

 

✓3位:Hospitalist肝胆膵/消化器は、基本的な消化器の知識がついてきた人がさらに大量のエビデンスに基づいた知識の深堀り+病態の把握ができる本!

 

てな感じになります。

 

特に研修医の皆さんにとっては出だしから終わりまで消化器疾患との縁が切れる事はないと思いますので、さっさと対応をマスターしちゃいましょう。

 

 

当サイトでは、他にもおススメの医学書を紹介しておりますので是非参考にしてみて下さいね。

 

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