こんにちは、メノーです。
医者していると必要な知識が多すぎて、かつ知識がアップデートされていくこで辟易する事が多いかと思います。
自分は医者の仕事は暗記しなければいけない内容は最小限で良い、と考えています。
理由は下記の記事で紹介してあります。
しかし『暗記』はしなくて良いものの医者の仕事は膨大な知識を『使用』します。
なので暗記していない知識に関しては整理して手の届く所に置いておく必要があります。
それを自分の医局の本棚に置いてある何十冊をひっくり返して探すなんて作業を毎日繰り返すのは死ぬほど非効率的ですよね。
例えば『心のう水貯留』の患者さんを見た時すぐに『あの本のあのページに鑑別が載っていたな』と思い出せるでしょうか?
きっとすぐに思い出せない人が多いんじゃないでしょうか。
今回は暗記を最小限にする代わりに、知識を引き出しやすいようにアプリに整理して『第二の脳』として活用する方法をご紹介します。
アプリに整理した知識を入れて持ち歩こう!!!
例えば本をkindleで購入してスマホに入れておくという方法もありますが、それでは必要な知識が必要なタイミングで素早く取り出せません。
後述しますが、カテゴリーを分類して細分化して知識を整理できるアプリが世の中には数多く存在しています。
ここに医学知識をまとめておくといざという時でも一瞬で必要な知識にたどり着くことができるのです。
例えば先ほど例にあげた『心のう水貯留』であれば循環器のカテゴリーに入ると思うので、循環器のカテゴリーを作成しそこに『心のう水貯留』を加えます。ここに医学書で重要だと思った所ポイントやスコアリング、鑑別をまとめていきます。写真を撮って貼っておくのが最も楽だと思います。
そういったスコアリングや診断基準、鑑別診断など要項でまとまっているものは暗記するのが難儀である為まとめておくのに適していると思います。
これは一回自分で整理したものでないとどこに知識が整理されているのかがわかりません。
また撮った本の写真を見る事でその本の前後の知識が思い出される事があるのでやはり自分で作ったものが世界で一番使い勝手が良いと思います。
スコアリングを完全に暗記できる人間は医者の中でもごくわずか
緊急対応しなければいけない対応に関しては確実に暗記しておく必要がありますが、その他の対応に時間制限がないものはガジェットから引き出せるようにしておけば、特に患者さんの予後に影響する事はないので、全てを暗記しているスーパードクターと同等の知識量を持っているのと等しいのではないかと考えています。
カンファレンスで上級医に知識を質問された時に答えられず怒られている研修医を見かけますが、今の時代そんなに暗記する事が重要だろうか?と思ってしまいます。
暗記していると例えば後輩に質問された時スラスラ知識を披露できる格好の良さはありますが、こと最重要である患者さんのアウトカムに関してはそこで変化はないのではないでしょうか?
自分も研修医に質問はしますがスマホを見てすぐ答えられる状況を作れていたらOKとしています。何故ならその知識を暗記しているかどうかで患者さんの予後に影響しないからです。
基本的にはスコアリングとか診断基準を完全に丸暗記できる天才脳の人以外=ほとんどの人にとってこの手法は有効だと思っています。
ある程度頭が良くて暗記が得意な人でもスコアリングを全部正確に暗記している人はなかなかいないですから誰もに有益でしょう。
おススメはevernote,またはone note
具体的なおススメアプリについて紹介していきます。
別に知識を綺麗に整理して体系化する事ができればなんでも良いのですが、
自分はMicrosoftの製品が好きなので(笑)one noteというものを使用していますが、evernoteというアプリも有名ですね。
内科の先生でパソコンを病棟で持ち歩いている人を見かけますが、さすがにかさばるのでオススメはスマホにアプリを入れておく事をお勧めします。
ぐっと仕事が楽になると思うので是非活用してみて下さい!!!