こんにちは、メノーです。
基本的に医療の世界は日進月歩で、医者は生涯を通じて知識のアップデートが必要とされます。
それだけに知識の更新を怠った開業医やおじさん上級医との診療内容の乖離が目立ってくるんですよね。
医学生時代はテストや国家試験の為にある程度の暗記を必要としますが、臨床医としての必要性に関してはどうなんでしょうか。
この点に関しては、暗記する量は最小限で良いと思っております。
その理由について記載していきます。
緊急対応に関しては全て暗記しておく事!!!
基本的に臨床医はいかなる場合でも最終的な絶対目標は『患者のアウトカムを最も良い形で実現させる事、患者に極力不利益を被らせない事』であるので、英語交じりの高尚なカルテを書いたり、医者同士で知識比べをして悦に浸る事ではありません。
その点において最低限暗記するべき事柄というのは限られていて、要するに、
『緊急性を要する治療内容』
に関しては絶対に暗記して瞬間的に対応できるようにしておかなければなりません。
心肺蘇生の手順や、緊張性気胸の対応など一刻を争う処置が必要な際に慌てて参考書をひっくり返しているようでは上級医の叱責を受けても致し方ないですね。
しかし、その内容は今まで国家試験に合格するために暗記してきた量に比べたら微々たるものであり、試験を突破し医者になった人間なら誰でも暗記可能な量なので、さっさと暗記して使える知識にしておきましょう。
電子媒体に知識を詰め込んでおこう
医療に全振りしている人間ならともかく、医者にもそれぞれのモチベーションのばらつきがあり、最小限の努力で最大の成果を出して残りの時間を家族や友人と過ごしたいと思うのが普通の感覚ですよね。
暗記が必要でなさそうな知識群に関しては、電子媒体に自分で知識をまとめておいて必要な時に引き出しやすいようにしておくとめちゃめちゃ効率が良いです。
この際病棟にノートパソコンを持ち込んでカタカタしている内科医も見かけますが、かさばるし邪魔なのでスマホで十分だろうし、好きな方で良いと思われます。
Evernote、onenoteがおススメ
知識をまとめて整理する際のアプリに関してはevernoteやonenoteをお勧めしています。
httpss://evernote.com/intl/jp
httpss://products.office.com/ja-jp/onenote/digital-note-taking-app
自分自身はmicrosoftの製品が好きというだけの理由ですが(笑)one noteを選択しています。
そこで科別でフォルダを作って、その中で疾患別だったり症候別で概要をまとめてあります。
例えば偶発的に心嚢水が貯留していた患者さんに出会った場合も、暗記しておくべき知識の要項としては緊急性を要する心タンポナーデの除外さえできれば、基本的に電子媒体からすぐ心嚢水貯留の鑑別を引き出せるようにしておけば問題ないですよね。
限られた時間の中で努力効率を最大化しメリハリのある仕事をする為にもこの手法は是非お勧めしたい所です。
詳しいアプリの使い方に関しては下記の記事で紹介してありますので良かったら参考にして下さいね。
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医者・研修医の仕事効率化|アプリを使って知識の暗記を最小限にしよう