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【アンチョコ本】持ち歩ける医学書TOP3!【医者全般向け】

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メノー
こんにちは、メノー(@MedifixMenno)です。

現役の内科医をしております。

 

今回は、『持ち運び用医学書TOP3』という内容でお話をしていきます。

 

俗にいう『アンチョコ』ってやつですね。

 

病棟で働いてるお医者さんの白衣のポケットに入れる用、知識の確認用の本の事です。

 

ちなみに、内科一般の本に関しては下の記事で紹介しているので良ければそちらも参考にして下さい。

 

内科ローテ中に装備しておくべきおすすめ医学書TOP4!【研修医・レジデント向け】

 

 

どう考えたって一人の人間の脳みその中に膨大な医学知識を正確に詰め込んでおくのは不可能です。

 

その為に様々な内科アンチョコ本が出版されています。

 

自分も数冊購入したり、立ち読みをしたり、人のを借りて読んでみたりしながらアンチョコ本に関しては吟味してきました。

 

勿論人によって相性があると思うので、『現在自分が使っているアンチョコ本+読んでみて好印象だった本』を今回は紹介していきたいと思います。

 

個人的にアンチョコ本に求めるのは、

 

✓サイズ的な利用のしやすさ(白衣のポケットに入れるし、取り出したり入れたりするものなので)

 

✓求めている知識にいかに素早く到達できるか(目次や索引など検索のしやすさ)

 

✓知識ができるだけコンパクトにまとまっているか(知らない事は大きな本で学べば良いので、アンチョコは知識の列挙とかで良いかと思っている)

 

といった内容です。

 

それぞれのアンチョコ本によって長所・短所が違います。

 

今回の記事でその長所短所を整理しておくので、是非参考にしてみて下さい。

 

何冊も買う必要はないと思うので、自分に合った1冊を選んでくださいね。

 

それでは参りましょう。

 

また、おススメの医学書TOP100を下の記事で紹介してありますので、良かったらそちらも読んでみて下さいね。

 

おすすめ医学書ランキング100冊!2020年度版!【保存版・研修医もベテランも】

 

1位:総合内科病棟マニュアル

筒泉貴彦 , 山田悠史 , 小坂鎮太郎

第1位は『総合内科病棟マニュアル』です。

 

この本は『Hospitalist』という内科医の最強集団が超エビデンスを盛り込んだ内容で3か月に1回くらい発刊している雑誌があるのですが、

 

そのメンバーが制作したマニュアルです。なので情報の信憑性はかなり高いです。

 

そしてアンチョコ本の中では網羅されている情報が非常に多い

 

各カテゴリ毎にこれでもかってくらい情報が詰め込まれています。

 

総合内科マニュアル1冊あれば病棟で困ることはあんまないんじゃんかな~って思いますね。

 

デメリットとしては、とりあえず少し大きいです。

 

白衣は入るんで、そこまで気にならないんですけど、他のアンチョコに比べると少し大きい。

あと索引がないので検索しずらいですね。

 

ただそのデメリットに関しては『慣れ』で解消できる部分もあると思います。

 

大きさにも慣れるでしょうし、検索できなくても使っているうちにだいたいどんな情報がどこにあるかわかってくるでしょう。

 

むしろ研修医の人にとっては索引が無い事で色々ページを見ているうちに力がついていたなんて事もあるかもしれませんね。

 

✓引用論文の量

✓情報の信頼性

✓表記としての見やすさ

 

が1番だなと思ったので1位です。

 

2位:UCSFに学ぶ できる内科医への近道

 

第2位は、『UCSFに学ぶ できる内科医への近道』です。

 

これは自分が今でも使っているアンチョコですね。

 

とりあえずこの本のメリットを列挙しておくと、

 

✓サイズが小さめ。そして検索はしやすい

✓救急で緊急で使う薬の量の表・頻用薬の比較表が載っている

✓代表的な内科疾患の対応・鑑別が列挙してある

 

てな感じです。とにかく何か問題が起きた時に索引や表のおかけですぐ検索しやすいし、文字も大きくて読みやすいので医学生にもおすすめです。

 

検索能力、情報に辿り着くスピード感はUCSFが1番でしょうね。

 

あと疾患別の問題までついてるので研修医の人は問題を暇な時解いてると勉強になると思います。

 

デメリットとしては、載っている情報量としては総合内科マニュアルの方が多いです。

 

自分が今でも使ってるのは、ずっと使ってたので慣れてるから使いやすくて、新しいものに移行する手間をかける程不満がないって感じなんですね。

 

ただ0の状態で選ぶとしてもサイズ感的にUCSFを選ぶかな~って感じです。

 

ここは嗜好の問題なのであまり参考にならないでしょうが(笑)

 

 

3位:Pocket Medicine 内科ポケットレファランス

 

第3位は『内科ポケットレファランス』です。

 

アメリカで有名なアンチョコ本『Pocket Medicine』の日本語版なんです。

 

由緒正しきアンチョコという感じですね。

 

こちらも国産の総合内科マニュアルに負けず劣らず情報量は非常に多いです

 

そしてサイズ感としてはUSCFより小さく、非常に持ち運びはしやすいでしょう。

 

ただしその弊害なのか、デメリットとして文字が結構小さいんですね。

 

自分は文字が大きい方が良いので使用していませんが、

 

研修医くん
内容が濃厚で持ち運びしやすい本がいい!

 

という人にはおススメできる本だと思います。

 

まとめ

それでは最後に今回おススメした本の内容をまとめて終わりにしようと思います。

 

ポイント

✓1位:総合内科病棟マニュアルは情報の信憑性・情報量・見やすさは◎、サイズが大きいのと目次がない事以外は最強!

✓2位:UCSFに学ぶできる内科医への近道は検索のしやすさ・サイズ感が◎。情報はコンパクトだが表や索引があり使いやすい!

✓3位:内科ポケットレファレンスはサイズ感・情報量は◎。歴史もあるアンチョコ。文字が小さいのが△ポイント。

 

てな感じになります。

 

病院の先生の使ってるアンチョコなんかも参考にしながら、自分にあったアンチョコを選んで、病棟で活用して仕事を円滑に進めていきましょう。

 

当サイトでは、他にもおススメの医学書を紹介しておりますので是非参考にしてみて下さいね。

 

おすすめ医学書ランキング100冊!2020年度版!【保存版・研修医もベテランも】

 

 

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